の続き

 学校で、あまりのことにずっと小説を書いていた。
 ペンを握っている右手に、肉を刺した感触が残る。
 そして今もそれが消えない。
 包丁の切っ先で間違えて膝を切ってしまったときの鋭い痛みも、つぷん、と皮を突き破ったときの感触も、消えない。
 思わず吐いた。