昨日のこと

 勇気物語、とうとう映画見てきましたよ。
 以下、映画&原作ネタバレ。
 あのシナリオはどうかと思います、先生。
 子供向けに作り変えているから仕方ないのかもしれないけれど、端折りすぎだし変えすぎ。挫折した旅人の町のことをもぶった切ってる。エンジンの設計図の話もない。
 それよりなにより、ミツルが別人になってた。ウェンツは意外にいいなって思ったけど。いやあ、ミツルがまさか冒頭で笑顔を浮かべるとは。なんですか、このラノベ的展開は。
 まあ、里村は原作の悪が強いミツルは悲しかったので、映画のミツルの方が好きなんだけど。好みとしては。「六年生の癖に」なんて台詞をのたまうとは思わなかったけれど。どこの青い鳥文庫だ。
 そもそもラノベ少女小説やハッピーエンドが好きな里村としてはこの展開好きなんだけれどね。個人としてはね。とってもほのぼのできていいんだけれどね。
 だから、エンディングは映画の方が好き。どんなにおかしいと言われようが、やっぱりお話は大団円の方が好き。古き良きハッピーエンドが好き。
 いやまあ、腐女子的においしかったのもあるけれど。あんな展開になるとは。まさかワタルがエプロンつけて料理するとは。なんですか、この少女漫画的母子家庭は。
 映画のエンディングは好きだけれど、最後にミツル復活でぞっとした。これってつまり、ワタルは元の世界に戻れなかったわけでしょ? 元々ミツルのいなかった世界、パラレルワールドに飛ばされたんでしょ? だからアヤちゃんもミツルもいるわけで。もしくは、全て過労で倒れて植物人間(暴論)になったワタルの夢の中。よくよくこのエンディングは怖いと思った。うひゃあ。映画何気にこえぇ。
 そして、いくら小学生だからといっても、男の子は再会した友達に抱きつかないんじゃ・・・?