本日、六限まであるわけですが。
 里村は英語の教免がほしいのでそのための授業があるわけです。英語教育の授業。んで、その先生ったら、英語の学習の為には、授業中から教師が英語で話しかけ、生徒が英語に慣れるようにしなければならない、と主張なさっておりまして。
 授業がバイリンガルなんだよ・・・。
 頭の切り替えを瞬時にするのは構わないけど、それを短時間に何度もすると頭が疲れる。聞いていて気持ち悪くなる。統一してくれ。いっそのこと、全部中国語にでもしてくれれば諦めて寝るのに。
 しかも今日、前の席の学生二人が英語で喋る先生にパニックを起こしていたらしく、ずっと隣同士で喋っていた。ただでさえ頭疲れているのに、前の席でぼそぼそと喋られるわけですよ。
 言葉と認識されないけれど喋っているのがわかる、という程度の大きさの私語って、めっさ神経に障りません?
 里村は耳が部分的に神経質なので、そういう音って駄目なの。気持ち悪くなるの。苛々してしまうわけ。なんか、神経を羽毛かなんかで断続的に撫でられているような感じ。
 何度授業中、聞こえないように「黙れ」「うるさい」「静かにしろ」「shut up」と囁いたことか。
 ああ、くそっ。