最終面談

 約七万字の小説に関する授業。oohさん(id:ooh)や夢幻さん(id:brandnewcat)の為に、というのは口実で、自分の覚書のためにも本日の授業の要約。

****

 基本的にあの流れで問題ない。なるべくしてなった展開だとは思うし、きちんと作品内での流れには沿っている。
 ただ、欲を言えば作品内での整合性が少々欲しいか。理詰めではない部分が多々あって、それに対するロジカルな解説にあたる書き込みが欲しい気はする。しかし、この作品、というよりも里村が最近書くもの全般に言えることだが、ロジックではなく、感覚で進んでいるところが特徴、または魅力とも言えるので、無理矢理に書きこむ必要はない。里村の書いているものの特徴は、特に文体や言葉遣いに表れているので、ストーリーを殺して、その「感覚的に溢れている」感じの文章を生かしてる。それは別に構わないと思う。
 しかし、最初に提出した作品からどんどん後期になるに従って、読者を限定するような小説になっていっている。最初に提出した作品はまだどんな人でも読める小説だが、途中から、そういうものが好きな人しか読めないものになっていっている。それは悪いことではないし、それを突き詰めてもいいが、恐らくそのうちまた違う世界に入るのではないか。人生まだまだ長いわけだし。
 基本的に里村の書くものは里村の内面に深く関わってきているものばかりなのでふと立ち止まって見直したときに恥ずかしくなるのは仕方ないが、まだそのときではない。立ち止まるのはまだまだ先のことにして、今はとりあえずなにも言わずに書け。
 構想は夏だが、書き始めたのは去年の12月。書き終わったのが2月後半。この長さとしてはいいペースではないか。初めてこの長さを書いたのだろうけれど、この調子でどんどん書きなさい。
****

 みたいなこと言われた。たぶん。里村的に要約するとこんな感じ。
 褒められたことしか覚えていない、都合のいい頭。
 いや、いくつかやめろと言われたな。
****

 けれど、主人公の名前はいいとして、義兄の名前はあれはないだろう。あと、別に「ベイカー」や「グローサリー」などと英語使わなくてもいいだろう。日本語のままでも世界観の雰囲気は出るだろうし、英語だけがニュートラルな言語というわけでもないのだから。
****

 ・・・ニュートラルってなんだろう。