星野智之

 星野先生の授業も受けてる。全員が小説を書いて批評していくやつ。

  • 『橙の夕方』

 ううーん・・・・・・。里村的に微妙。作者はこういうどろどろなのが好きって言ってたけど、里村は嫌い。ていうか、苦手なんだろうなあ。うん、苦手。
 とりあえず、なぜ箸の持ち方のシーンがあるかがわからない。あと、「トーマス」の店主がホモの理由もわからない。一体どういう意味があったのか。箸の持ち方のレクチャーは一服としてあると言ってたけど、そうじゃなくて、なぜ「箸の持ち方」なのかが気になるわけですよ。

  • 『60分間都内一周』

 よく覚えてたなあ、この人。いや、この人、クラコンで仲良くなって、くっちゃべってるうちに里村の鞄の中に海老が落ちて、それを二人でげらげら笑ってたわけ。で、これを題材に小説書けよ、って言ったら本当に書いたんですよ、この人。
 よく覚えてたなあ。言われるまで忘れてたよ。
 里村も書こうかな、ってそういえば一瞬思ってたんだよね。こうなったら里村も書かないといけないんだろうか、約束のアレを。でも、里村は違うの書く気でいるし・・・。
 因みに、約束は星野先生を小説に出すこと(笑)。

  • 彼と彼女の時間

 『彼氏彼女の事情』かと。タイトル読んで恋愛ものかな、って思ったら、なんていうか、『世にも奇妙な物語』や『笑うせぇるすまん』みたいな感じだった。作者本人は恋愛もののつもりだったらしいけど・・・たぶん、時間に関する部分の方が読んでいる側としては強烈な印象を受けるから恋愛ものに見えないんだと思う。もう少し、焦点を時間からずらして、ラブラブになってる部分、例えば時間が出来て会う回数が増えた部分を強調すればいいんじゃないかな。彼女の作品を見て微笑む彼のシーンはいい感じだったし。そういうのをもっと増やして、もっとそういうのに焦点当てればよかったのでは。